本当に治るうつ病の治し方

うつ病になりましたが運良く完治しました。発病から完治までの経緯をご紹介したいと思います。もしこのサイトがうつ病で苦しむ方々の助けになれれば幸いです。

精神科医にとって不都合な真実

まず始めに精神医学の問題について触れさせてください。なぜならとても重要な事で、こういった議論があることを知って欲しいのです。

しかしうつ病を患っている方々で長文を読むのが辛いという方は読み飛ばしていただいて、一番下にある「私が受診した鍼医院と東洋はり医学会の情報」の項をご覧ください。そこに私を治してくれた治療院の情報が書いてあります。


曖昧な向精神薬の根拠

私はうつ病になって精神科医から向精神薬を処方されて8ヶ月間飲み続けました。しかし治るどころか副作用や離脱症状が出るばかりで少しも良くなりませんでした。それで向精神薬の効果について疑問に思っていたところ、知人から内海聡という反精神医学を唱える医者について教えてもらいました。

内海聡氏は現役の医師ですが、向精神薬や精神医学界の危険性を訴え続けています。

内海氏の主張によると、向精神薬はその作用や依存性が麻薬に類似していて、脳に恒久的なダメージを与える可能性があるとのことです。また向精神薬は脳内の神経伝達物質の化学的不均衡説にのっとって開発されていますが、内海氏はその説は何の根拠も無く、間違っていることさえ証明されたと言っています。

それで自分でも少し調べたところ、化学的不均衡説の問題がwikipediaにも書いてあるのを見つけました。

Wikipedia:化学的不均衡説

化学的不均衡(かがくてきふきんこう、chemical imbalance)は精神的な病気の原因に対する一つの仮説である。

あくまでも仮説です。でも精神科医も製薬会社も仮説であることを積極的に公表しようとはしません。

健康な人々に対して、セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンの濃度を実験的に低下させても、全く気分に影響しない

この記述はいつの間にか削除されました。都合が悪かったのでしょうか。

化学的不均衡説には無理があるが、取って代わるような仮説がないだけでなく、薬物治療の促進に都合が良いという理由でしがみつかれている。
また、研究者が不都合な真実を語ると各方面から圧力が掛かる。
主に製薬業界が普及を推進しており、周辺業界に様々な働きかけを行っている。化学的不均衡の全体像を把握するためには、周辺事情の理解も必要である。

化学的不均衡説は無理があるんです。

私は内海氏の主張に加えて、自分で調べて見つけた精神医学の問題点、また自分がうつ病から回復した経緯から考えて精神科医から全く根拠の無い薬を飲まされていたのだと確信しています。

製薬会社のマーケティング

さらに調べてみるとSSRI(代表的な向精神薬)とうつ病患者の急増の関係についてWikipediaで指摘されていました。

Wikipedia:選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)

うつ病が20世紀になって増加しているがSSRIの普及と軌を一にする。SSRIという薬価が高いうつ病の薬が販売されると世界各国で軒並みうつ病患者が増える。そこには製薬会社のキャンペーンが影響している。SSRIの導入後、6年間でうつ病の患者が2倍に増えるという経験則がある。

この記述もいつの間にか削除されていました。

最近はあがり症も女性の月経前の不安定な気分も一様にうつ病の一種としてSSRIが処方されます。それらの症状も本当にセロトニンやノルアドレナリンの不足が原因なのでしょうか?

代替治療の検討

病院が誤った薬を処方するはずが無いと信じている方がほとんどだと思いますが、常識が常に正しいとは限らないです。一度自分の手で調べてみて欲しいです。なぜならネット上には向精神薬を何十年も飲み続けていると報告している方がたくさんいます。そのことからも精神医学、向精神薬は疑ってかかるべきだと私は思います。

私は病院の治療ではなく鍼治療で治りました。だから私は病院の治療ではなく代替治療を検討した方がいいと思います。ところが最近はうつ病ブームに乗って様々なうつ病の悪徳代替治療が存在します。そのためその中から自分に合った治療を見つけるのは難しいです。しかしそれでも向精神薬を飲み続けても治らないのであれば勇気を出して他の治療を探すのをお勧めします。

内海氏の著書

内海氏の主張はその著作やFacebookで確認できます。発言をご覧になれば分かりますが表現がかなり過激で、オカルト的なことも平気で発信します。そのためかネット上では、特に2chでは、叩かれているようです。しかし精神医学の問題に一石を投じた功績はあるのではないかと私は思います。


さて、ここからが私のうつ病体験記になります。私は残念ながら向精神薬では少しも改善されず、しかし運良く代替治療で回復しました。どうやって回復までの道をたどったのかご覧ください。

私の闘病記


2010年10月 不眠が始まる

不眠 どんなにがんばっても眠れない。。

異動から会社で急に仕事が倍増し、そのうえ仕事の進め方のまずさから部下や同僚の反発を受け、ストレスを溜めていきました。またちょうど子供が2才になり、2才児特有のイヤイヤ期のために育児に手こずり、毎日が疲労困憊の状態でした。そんな状況を乗り切ろうと変に気合いを入れてハイテンションな状態を無理に保とうとしたところ、不眠になってしまいました。そして徐々に市販の睡眠薬に手を出し始めます。

2011年4月 心療内科・精神科受診

ロヒプノール 初めての受診

市販の睡眠薬では全く眠れなくなったので、心療内科、精神科を受診しました。会社から紹介された精神科で不眠とたまにハイテンションになることを説明したら双極性障害Ⅱ型(いわゆる躁うつ病)と診断されました。そして睡眠薬としてロヒプノール、抗うつ薬としてドグマチール、躁状態を押さえる薬としてデパケンを処方されました。

2012年11月 休職開始

休職 遂に休職

仕事の忙しさや同僚、部下との軋轢は改善されず、ストレスは増加し不眠の症状はますます強くなっていきました。処方された薬を飲んでも良くなる傾向はありませんでした。そしてある日突然、布団から起き上がることができず、そのまま1週間会社を休んでしまいました。しかし1週間休んでも状態は回復せず、上司や産業医と相談して休職することを決めました。それは辛い決断でした。

2013年6月 変わらずの多剤処方

多剤処方 何種類飲んだかよくわかりません。

休職から7ヶ月。新緑の季節が来ても状態はよくなりませんでした。主治医はとてもいい人でしたが、とっかえひっかえ薬を処方するだけです。ジェイゾロフトというSSRIを主に飲んでいましたが、他にも数種類の抗不安薬や睡眠薬を処方されていました。このころ主治医からは復職訓練のため東京都立中部総合精神保健福祉センターに通ってはどうかと提案されます。聞けばラジオ体操に始まり、3ヶ月間徐々に負荷を増やしていって最後は簡単な工作訓練をするとのことでした。しかしその話をされてかえってこのままでは障害者にされてしまうと危機感が募りました。

そしてもう2年近く通っているこの精神科にかかってもうつは治らないと感じ始めたので、うつに効くと宣伝する整体や鍼を試し始めます。しかしなかなか効くところが見つかりません。

2013年7月 脈診流鍼治療の存在を知り治療開始

ネットで調べれば調べるほどもう自分は治らないのではないかと思うようになりました。ちょうどそのころFacebookでたまたま東洋はり医学会というところが啓蒙している脈診流鍼治療でうつ病が治ったというコメントを見つけました。半信半疑でしたが藁にもすがる思いで、近くで東洋はり医学会に所属している鍼医院を探して受診しました。

担当は全盲の老先生でした。最初の問診で「絶対に治せる」と言っていただきましたが、ダメもとという気持ちは変わりませんでした。1週間に1回のペースで通ったところ、3回目の受診の時に「眠れるようになる鍼をうちますからね」と言われて首元に鍼を打たれたのですが、なんと!!その日から睡眠薬無しで眠れるようにななりました。2年間苦しめられた不眠から解放されたのです。信じられなかったです。。

脈診流鍼治療は一般的な針治療と大きく異なります。脈診流鍼治療は他の針治療に比べてすごく細くて小さな鍼を使います。そのため痛みは全くなく、刺されているという感覚もありません。鍼を刺す毎に脈を確認して治療を進めていきます。鍼を刺されていることがわからないので正直、他の針治療と違って、施術後の爽快感は全くありません。しかし原理はわかりませんが不思議なことに効くのです。

東洋はり医学会の脈診流鍼治療を知るきっかけとなったFacebookの投稿

コメントで東洋はり医学会のことが書かれています。

2013年8月 復職

復職 あっという間に復帰

鍼治療開始から一ヶ月半で復職しました。突然の回復のスピードに産業医も驚いていました。脈診流鍼治療の説明はしましたが全く信じてもらえませんでした。「そういう思い込みも必要だよね」と一蹴されました。

しかし誰が何と言おうと私は治りました。今では精神科に行っていませんし、以前に処方された薬は一切飲んでいません。

私を治してくれた脈診流鍼治療が唯一の治療法だとは思いません。しかし有力な手段の一つだと思います。向精神薬を飲んでも治らないと嘆いている人たちにはぜひ一度試してみて欲しいと願ってやみません。

私が受診した鍼医院と東洋はり医学会の情報


村上漢方はり療院

私が受診した鍼医院です。このホームページを見た時は。。まともな治療するのかな?と疑いました。でも東洋はり医学会で講師をつとめる老先生の腕は確かでした。

費用は初診料1700円、施術料3800円だったと思います。日曜日・祝日・第一、三月曜日は休診です。土曜日はかなり混むので予約はお早めに。

東洋はり医学会

東洋はり医学会に所属しているはり治療院の一覧です。東洋はり医学会に所属している医院であれば自分が受けたのと同等の治療が受けられるはずです。